「また来てくださいね♪」は禁句!? 風俗店店長が語る意外な“気配りテクニック”
風俗に通う男性にとって、お店または女の子に対して「また行ってみようかな」、つまりリピーターになってみようと思うポイントはどこにあるのだろうか?
ルックスはもちろんのこと、プレイにおけるテクニックなのか…。しかし、テクニックって、たしかにその場では「気持ちいい!」となるものの、男性ならば分かると思いますが、“股間だけの余韻”って、あまり引きずるものではないですよね。少し冷たい言い方かもしれませんが、風俗だと割り切っているほどに、そう思ってしまうものです。
逆に、“ちょっとした一言”が胸に沁みたりして、女の子「また会いたい!」と思ってしまうものです。まぁ、裏を読めば、それだけ男は単純ということですが(笑)。
「だからこそ、些細な一言がリピーターを左右するんです。当店では女の子に“言っている内容は同じでも、言い方に気をつける”ということを徹底していますし、お客様へのNGワードもたくさんあります」
そう語るのは、池袋を拠点とするデリヘル店のオーナーTさんである。
「まず、“また来てくださいね”は御法度」
…えっ? よく言われますよ、プレイ後の別れ際に。まぁ、そう言われたことでそのコをリピートするのかといえば、してなかったりもしますが…。
「お客様から指摘されたことがあるんですよ、『その言い方はウザイ! 強制的感がある』と。女の子のほうが上の立場っぽいってことらしいです。さらに、そこで名刺を渡してしまったら確実にアウトですね、そのお客様にとっては」
確かに「はい、コレ!」という感じで名刺を差し出してくる女の子は少なくありません。もちろん、それがお店の決まりであることも理解できますが、たとえば既婚者だと家には持ち帰ることはできないし、帰りにゴミ箱に…ということは珍しくありません。でも、さっかくもらったのに捨てるという罪悪感があったりもします…。
「ですよね? だから当店では、名刺は『お渡ししても大丈夫ですか?』と必ず聞くように徹底しています。また、お見送りする際には、女の子には『また会いたいです』や『またお会いできますか?』と言うように徹底しています。風俗は来る、来ないというものではありませんから…」
たしかに、女の子に「また会いたい」と言われて悪い気がする男はいないだろう。つまり、男というものは、こういったところが単純なのだが、「会いたい」と言われたら…スケジュールを確認する自分がいる。
さらに、店長が『禁句』にしているのが、「頑張ってくださいね!」だという。
「だって、お客様は普段、お仕事を頑張った結果として当店を選んでくださっているのですから。頑張っている方に『頑張って!』は失礼なので、お客様と別れる時に『お仕事、頑張ってくださいね!』ではなく、『お仕事、無理なさらないでくださいね』と声をかけさせていただいております」
その結果、「ホッとする」や「やすらげる」という言葉に比例して、リピート率が増えているという。なるほど、もし「お仕事、無理なさらないでくださいね。またお会いしたいので…」なんて言われたら、この店に来るために仕事を頑張ろうという気持ちになるかもしれない。
このように、ちょっとした気配りが、風俗の魅力になっている…そんなことを実感させられた話である。
(文=子門仁)
風俗店に接客を求めるのはほぼ無理。期待するとイラつくのでやめましょう。